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福祉有償運送に関わる安全運転教育(認定教育8号課程)
普通二種教習

はじめに

 NPO法人等によるボランティア輸送としての有償運送(福祉有償運送)については、平成16年3月に国土交通省からガイドラインが示され、一定の手続きや条件のもと、道路運送法第80条の許可が取得できるようになりました。

 私ども飯能自動車学校では平成16年3月に、埼玉県公安委員会から普通二種免許実地試験免除の指定を受け、新たにプロドライバーの育成というよりレベルの高い交通教育に取り組んでおります。安全運転研修の面でも、既に教習用コース・教習用車両・教習指導員を持つ自動車学校の資源をご活用頂ければ、必ずや安全で安心できる業務実現のお手伝いができるものと確信しています。

 平成18年4月からの新制度のもとで、市民各方面からのニーズが高い「福祉有償運送」が普及し発展することを祈念申し上げますとともに、交通安全教育の立場から当校が皆様のお役に立てられればと存じております。


有償福祉運送とは

 有償福祉運送とは、本来普通二種免許を交付され一定の条件が必要である「有償(有料)」による車両での送迎行為を、福祉目的に限って、普通一種免許・一般車両でも送迎が可能としたものです。
 これは、高齢者や障害者など「移動制約者」の移動の手段を、広く手軽に求められるように実施される施策の一つで、実施するNPO法人等には、地域協議会への申請や、運送のための講習が義務付けられています。
 この必要とされる講習のうち、「安全運転」の部分での講習が自動車学校で行われる「認定教育」であり、埼玉県内では二種免許の教習を実施している自動車学校でのみ受講することができます。
飯能自動車学校は西部入間地区で唯一の実施校となっています(平成18年4月現在)。
有償福祉運送 安全運転教育課程の概要

講習時間
  講義形式 1時間  実技形式 2時間(内路上1時間)
  合計 3時間
お申込み
  事前にお電話にてご連絡・ご予約下さい。
電話042−973−2395
  当日は免許証と講習料金をお持ち下さい。また、運転し易い服装でお願いします。
終了証(講習済証)の発行
  講習終了後、認定教育受講済みを証明する終了証を発行します。

講習料金

総額 23,500円(税込)

*提携お申込みをいただきました事業所様の場合、ご優待させていただきますのでご相談下さい。*ご提携事業所様を募集しています。詳しくは 福祉有償講習担当 まで。


学科・技能 各カリキュラムの紹介
開講式
 講師の自己紹介 受講者の点呼
 教育概要及び日程の説明
 受講者の心得の説明
教育科目 教育細目 留意事項
1 道路交通の現状と交通事故の実態 (1)地域における車社会の実態 ○ 都道府県の実態に応じて、交通事故、渋滞、交通郊外、違法駐車、暴走行為等について重点的に説明する。
(2)交通事故の特徴 ○ 地域における事故多発路線、時間帯、事故類型、原因等について、四輪車事故及び二輪車事故事例と併せて説明する。
2 関係道路交通法  (1)利用者の安全な輸送と保護など ○ 常に利用者の安全を確保し、他の車両や歩行者等が予期せぬ行動に出ても交通事故を避ける事ができるよう慎重な運転と利用者が ショックを受けるような急な操作はしない。又、悪条件下では車両のゆれなど前もって利用者に事前に声を掛けるなど注意する運転を指導する。
3 安全運転に必要知識と心構え ア・安全運転のための心構え  ○ 安全の為の気配りができ、自車の走行位置を把握し道路形態等に合わせた速度と進路が的確に選べ、滑らかで安定した走行ができる。
○ 利用者の安全な輸送を念頭において、利用 者の安全性にも気配りをした走行ができる。
イ・車両故障時の対応 ○ 運行を中断し、他の交通の妨げにならない場所に車を移動する。
○ 利用者の安全を確保するなどの措置をとる。
ウ・事故時の対応 ○ 運転者などの義務(事故の続発防止措置)
        〃    (負傷者の救護)
        〃    (警察官への報告)
        〃    (家族への通知など)
○ 被害者になったとき(警察への通報)
        〃     (医師の診断を受けること)
○ 現場に居合わせたとき(負傷者の救護など)
        〃      (ひき逃げ車の確認)
        〃      (火災防止)
エ・悪天候・夜間の運転 ○ 雨のときの運転(視界・路面の滑りやすさ等)
○ 霧のときの運転(前照灯・警音器の使用)
○ 道路状況の悪いときの運転(山道等の運転)
○ 夜間の運転(前照灯と視界)
オ・雪道での運転 ○ 雪のときの運転(視界の低下)
       〃   (冬用タイヤの使用)
       〃   (その他の注意事項)
カ・高齢者の運転 ○ 高齢運転者の特性・特徴を理解させる。

教育項目名 目標 教育細目
1 運行前点検 自動車を運転するに当たっての点検、準備を行うことが出来る。 @ 日常点検の実施
A その他の必要な準備
2 正しい運転姿勢 利用者に安心感をもたせる運転姿勢をとる事が出きる。 @ 利用者の座る後部座席のスペースを最大限に確保するシート調節等
3 発進 正しい操作手順での発進ができる。・タイミングの良い円滑な発進ができる。・有償運送を想定した円滑な加速ができる。 @ 発進時の合図と同乗者の安全を確保した安全確認
A 同乗者を意識した加速
4 右折・左折  交差点とその付近の交通に対する気配りができ、安全な速度と方法で通行できる。 @ 交差点の右折の仕方
A 交差点の左折の仕方
5 信号通過 信号を的確に読み取り、適切な判断で 対応できる。 @ 信号を捉える時期と方法
A 信号の変わり目の予測と対応の仕方
B 信号待ちでの対応の仕方
6 横断歩道 横断歩道での歩行者等の動きに対して適切な判断で読み取り、安全に通行させる 為の気配りができる。 @ 横断歩道の周囲に対して目配りの仕方
A 横断歩行者等の動きを観察する
B 横断歩道付近の駐停車車両への目配り
C 横断歩道で停止する場合、同乗者に対してショックを与えない停止の仕方
7 踏切通過 ・ 一時停止と安全確認を確実に行い速やか に通過できる。 @ 一時停止の仕方
A 安全確認と通過の方法
B 踏切前方と周囲の状況確認の仕方
C 踏切内で故障などした場合の措置
8 指定速度による走行 アクセル操作で一定の速度を保つ事ができる。 @ 速度の調節(アクセルワーク)
9 カーブ 有償輸送を想定し、カーブ半径に応じた走行位置を選び、安全な速度と方法で円滑に通行する事ができる。 @ 曲り具合のとらえ方
A 速度とギアの選び方
B 走行位置と進路のとり方
C カーブや曲がり角の円滑な通行
10 曲線コースの通過 様々な狭い道路において車両間隔をつかみ、適切な進路と速度で通行できる。 @ 視点の配り方、視野のとり方
A 車両感覚の捉え方と走行位置のとり方
11 屈折コースの通過 B 速度の調節の仕方
C 進路のとり方と修正の仕方
12 坂道コースの通過と一時停止 勾配に応じた速度とギアを選ぶ事ができ @ 上り坂での速度とギアの選び方
坂の途中で停止し、逆行することなく発進できる。・有償運送を想定した滑かな通行ができる。 A 下り坂での速度とギアの選び方
B 坂の途中での停止の仕方
C 坂道発進の仕方
13 方向変換 方向変換コースを使って駐・停車ができる。 @ 方向変換コースで、直角バック及び斜めバックを使用して駐・停車の仕方
14 縦列駐車 縦列駐車コースを使って駐・停車ができる。 @ 縦列駐車コースでの駐・停車の仕方
15 鋭角コースの通過 特殊な形状の狭い道路において車両感覚 を掴み、適切な切返しにより、安全に通行できる。 @ 鋭角コースで正しい走行位置を理解する
A 鋭角コースでの切返しによる後退方法
B 後退時の安全確認の方法
16 障害物設置場所の通過 有償運送を想定し、障害物の状況を早期に読み取り、安全な進路と速度を選ぶことが できる。 @ 通行位置の選び方
A 進路変更時の情報のとり方と合図の時期
B 進路変更の仕方とタイミングのとり方
C 障害物とその付近の情報のとり方
D 側方感覚のとり方と速度の選び方
E 進路変更の可否の適切な判断
17 停止 予定した位置に車を滑らかに停止すること ができる。 @ 停止目標の捉え方
A 目標にあわせた円滑な停止の仕方

閉校式
 講評
 終了証の交付
 有償運送実施手続きに関する諸注意